火災保険の更新で保険料が上がったのはなぜ?理由と見直し方

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武蔵野組合保険サービス 編集部

創業45年以上の保険代理店として、現場の保険募集人が監修・執筆する編集部。相談実績2,000件以上の知見と、西東京市における地域密着の視点から、住まいの保険のご相談に対応してきました。

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結論

火災保険料が上がっている主な理由は、①自然災害による保険金支払いの増加 ②住宅の老朽化 ③修理費の高騰の3つです。2023年には火災保険の参考純率が全国平均で13.0%引き上げられました。更新時に補償の範囲・免責金額・保険期間を見直すことで、負担を抑えられる場合があります。

「更新の案内が届いたら、保険料が前回より上がっていた」——ここ数年、こうしたご相談が増えています。

本記事では、火災保険料が上がる理由を損害保険料率算出機構の公表資料にもとづいて解説し、更新時にできる見直し方をお伝えします。

📋 この記事の目次
  1. 保険料が上がる3つの理由
  2. 参考純率とは?2023年の改定内容
  3. 水災の参考純率は地域で5区分に
  4. 更新時にできる見直し4つ
  5. 外してはいけない補償
  6. よくある質問
  7. 更新案内が届いたら、一度ご相談を

1. 保険料が上がる3つの理由

理由内容
① 自然災害の増加一定規模の被害を及ぼす台風・大雨・大雪・ひょうなどが毎年発生し、保険金の支払いが増加
② 住宅の老朽化築年数の古い住宅の割合が増え、台風などによる損壊や、給排水設備の老朽化による水濡れのリスクが上昇
③ 修理費の高騰建設工事の資材費・労務費の指標(国土交通省 建設工事費デフレーター)が上昇傾向

出典:損害保険料率算出機構「火災保険参考純率 改定のご案内」(2023年6月28日)

2. 参考純率とは?2023年の改定内容

火災保険料の土台となる数値に、損害保険料率算出機構が算出する参考純率があります。保険会社はこれを参考に、自社の保険料を決めています。

💡 2023年6月の改定

損害保険料率算出機構は2023年6月、住宅総合保険の参考純率を全国平均で13.0%引き上げる改定を届け出ました。あわせて、水災に関する料率を地域のリスクに応じて5区分に細分化しています。

出典:損害保険料率算出機構「火災保険参考純率 改定のご案内」(2023年6月28日)

⚠ 「13.0%」はあなたの保険料の上昇率ではありません

この13.0%は、すべての契約条件(都道府県・構造・築年数・補償内容など)を平均した参考純率の改定率です。参考純率をどう使うかは保険会社ごとの判断であり、実際に契約する商品の改定率とは異なります(損害保険料率算出機構)。ご自身の保険料がいくら変わるかは、更新案内でご確認ください。

3. 水災の参考純率は地域で5区分に

2023年の改定で、それまで全国一律だった水災の参考純率が、建物のある市区町村ごとに5つの区分に分けられました。実際の区分や保険料は保険会社・商品により異なります。

項目内容
地域の単位建物の所在する市区町村別
区分の数最も安い「1等地」から最も高い「5等地」までの5区分
料率の差最も高い地域と低い地域で約1.2倍(火災・風災・雪災・水災などの合計)

出典:損害保険料率算出機構「火災保険参考純率 改定のご案内」(2023年6月28日)

背景には、ハザードマップなどで自分のリスクは低いと判断した方が水災補償を外す傾向が強まり、契約者間の負担の公平化が必要になったことがあります。

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4. 更新時にできる見直し4つ

見直しポイント考え方
① 水災補償の要否市区町村のハザードマップで浸水・土砂災害のリスクを確認。マンションの高層階などはリスクが低い場合も
② 免責金額(自己負担額)小さな損害は自己負担にする設定にすると、保険料を抑えられる場合がある
③ 保険期間契約期間や支払方法によって、1年あたりの保険料が変わる場合がある
④ 保険金額建物の評価額に対して過大・過小になっていないか確認

※選べる条件や保険料の変化は、保険会社・商品によって異なります。

5. 外してはいけない補償

⚠ 節約のつもりが大きな損失に

保険料を下げたいときほど、「起きたら自力で払えない損害」の補償は残すのが原則です。

・水災——ハザードマップでリスクがある地域では、外すと大きな負担になり得ます
・風災——台風被害は地域を問わず起こり得ます。台風被害での使い方は台風の被害に火災保険は使えるで解説しています
・地震——地震・噴火・津波による損害は、地震火災費用などの一部の支払いを除き火災保険では補償されず、地震保険が必要です

よくある質問

火災保険料はなぜ値上がりしているのですか?
損害保険料率算出機構によれば、主な背景は自然災害による保険金支払いの増加、住宅の老朽化の進展、修理費の高騰です。台風・大雨・大雪・ひょうなどの自然災害が毎年発生しているほか、築年数の古い住宅の割合が増え、建設工事の資材費や労務費も上昇傾向にあります。
2023年に火災保険はどのくらい値上がりしましたか?
損害保険料率算出機構は2023年6月、住宅総合保険の参考純率を全国平均で13.0%引き上げる改定を届け出ました。ただしこれはすべての契約条件を平均した参考純率の改定率であり、参考純率をどう使うかは保険会社ごとの判断のため、実際に契約する商品の改定率とは異なります。
水災の保険料は地域によって違うのですか?
2023年の参考純率改定で、それまで全国一律だった水災の料率が、建物の所在する市区町村別に「1等地」から「5等地」の5区分に細分化されました。最も高い地域と低い地域の料率の差は約1.2倍です(損害保険料率算出機構)。
火災保険料を安くするにはどうすればいいですか?
更新時に、水災補償の要否、免責金額(自己負担額)の設定、保険期間や支払方法、保険金額が建物の評価額に合っているかを見直すことで、負担を抑えられる場合があります。ただし水災・風災など、起きたときに自力で払えない損害の補償は残すことが原則です。選べる条件は保険会社・商品により異なります。

更新案内が届いたら、一度ご相談を

火災保険料の上昇は、個々の契約者の努力ではどうにもならない要因が中心です。だからこそ、更新のタイミングで補償の中身を見直すことが、負担を抑える現実的な方法です。

武蔵野組合保険サービスでは、更新案内と保険証券を拝見し、補償が今の住まいとリスクに合っているかを確認したうえで、必要に応じて複数社のお見積りをお出しします。西東京市で創業45年以上の地域密着代理店です。

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